公演・イベント

内尾文香ヴァイオリンリサイタル

メイシアター主催

内尾文香ヴァイオリンリサイタル

内尾文香さんからメッセージが届きました
内尾文香さん インタビュー

今回のリサイタルについて

■選曲の想い
前半はドイツ物を、後半は今まで訪れた地の作曲家を意識して選曲しました。

ベートーヴェン / ソナタ第3番
変ホ長調は、ベートーヴェンも交響曲第3番「英雄」でも好んで使用した調性ですが、私も大好きです。明るく陽気で、力強さもあり、心が充実した光で満たされます。ベートーヴェン自身が名ピアニストだったこともあり、ピアノパートが非常に華麗です。北村さんとの掛け合いにもご注目ください。

バッハ / 無伴奏パルティータ第2番より シャコンヌ
外せない名曲ですよね。長い時間軸の中、一つの主題がさまざまな表情を見せていく作品で、演奏するたびに向き合い方が変わります。私自身、留学先に選んだミュンヘンの師匠・クリストフ・ポッペン氏がコラール(讃美歌)と録音したCDを聴き、とても感銘を受け、彼に師事したいと強く願い、門を叩いた思い出深い曲です。

エネスコ / ソナタ第2番
この作品には、言葉にならない感情や、内側で揺れ続けるような不安定さが常に流れているように感じます。はっきりとした輪郭を描くよりも、音と音の間にある沈黙や揺らぎが音楽そのものを形作っており、演奏者にも高い集中力が求められます。旋律は時に即興的に、時に途切れそうになりながら現れる、その曖昧さや脆さが、このソナタの魅力だと思います。

ヴィエニャフスキ / 華麗なるポロネーズ 第2番
ヴィエニャフスキはポーランド出身の19世紀を代表する超絶技巧ヴァイオリニストです。この作品も、ザ、技巧曲!といえる大変華やかな曲です。ポロネーズ特有の気品や誇り高さがあり、舞曲としての呼吸がとても大切な作品で、音楽が自然に輝きます。

■北村明日人さんとの共演について
北村さんは今をときめく素晴らしいピアニストです。北村さんとは同級生で、東京藝術大学1年生の時に室内楽の授業で一緒に演奏しました。その後すぐ北村さんはチューリッヒに留学され、あまり接点がなくなったのですが、今回の久々の共演で、どのようなコミュニケーションが生まれるのか、とても楽しみです。

ハンブルクでの音楽家生活

■NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の魅力は
ドイツにはそれぞれの街にオーケストラがあり、その街の生活に深く根付いています。私が所属するオーケストラは、ドイツ音楽の伝統を守りながら、現代作品や新しい解釈にも積極的に取り組み、現代に生きる音楽として更新していく姿勢を大切にしています。また、放送響なので、毎週ラジオの生放送があります。年に複数回、テレビの生放送があり、YouTubeやFacebookでも配信されています。

本拠地のエルプフィルハーモニー(通称:エルフィ)の建物はドイツを代表する建物のひとつ。2ユーロのコインにも刻印が

■オーケストラの一員としての生活について
1つの演奏会に向けて1週間を要します。月~水曜日まで、指揮者とみっちりとリハーサル。木曜の午前中に通しリハーサルを行い、木・金の夜にコンサート。土日のどちらかにも公演があることが多いです。

ハンブルグの街並み
ヴェネツィアよりも橋が多い水の都

        

メイシアターの思い出

吹田で育ち、成長過程と共に記憶が重なっています。私のヴァイオリン人生の節目にはいつもメイシアターで演奏していて、中でも初めてコンチェルトを演奏した時のことは、特に鮮明に覚えています。小学生の頃、家にある椅子を並べてはその前に立って練習し、いつかいつかとその時を夢見ていました。本番には高校の先生方や友人らもかけつけてくれ、終演後に楽屋に走ってきてくれたことはとても嬉しかった大切な思い出です。

<出演歴>
2012年 すいたティーンズクラシックフェスティバルで貴志康一賞・観客賞受賞(高校1年生)
2013年 大ホールで藤岡幸夫指揮 関西フィルとモーツアルト コンチェルト第3番を演奏(高校2年生)
2014年 ワンコインソロコンサート
2015年 トリオコンサート(吹田の音楽家pf生熊茜さん、cl西川智也さんとともに出演)
2017年 藤岡幸夫指揮 関西フィルとブラームスのコンチェルトを演奏

お客様へメッセージ

2019年にドイツ留学を開始してから、こうして日本でソロリサイタルをさせていただくのは今回が初めてです。
日本を出て、環境や生活が大きく変わっていく中で感じたさまざまな感情や経験を、音に乗せて一音楽家として、私の言葉として皆様にお届けしたいです。
当日、皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。

日時

2026年3月19日(木) 18:30開演 18:00開場

場所

大ホール ※1階席のみ

ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ 第3番
バッハ/無伴奏パルティータ 第2番より シャコンヌ
エネスコ/ヴァイオリン・ソナタ 第2番
ヴィエニャフスキ/華麗なるポロネーズ 第2番

©Philipp Pohl

内尾文香(うちお あやか)/ヴァイオリン

吹田市出身。第3回すいたティーンズクラシックフェスティバル 貴志康一賞 観客賞 受賞、第66回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位、クオリア音楽フェスティバル第3 回オーディション大賞、第5回ダヴィッド=オイストラフ国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第2位、第12回アルテュール・グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール カテゴリーD第1位、August-Everding Musikwettbewerb第1位。関西フィル、千里フィル、東京都響、藝大フィル、Bach Collegium Münchenと共演。またオーギュスタン・デュメイ氏と共演。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」等出演。

樋口育世、大谷玲子、植村太郎、漆原朝子、小栗まち絵、徳永二男、レナ・ ノイダウアー、クリストフ・ポッペン、ドミトリー・シトコベツキーの各氏に師事。

東京藝術大学卒業、同大学大学院を経て、ミュンヘン音楽・演劇大学大学院、同マイスタークラッセ修了。

現在、北ドイツ・ハンブルクに拠点を置くNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団に第2バイオリン奏者として在籍。

©Tomoko Hidaki

北村明日人(きたむら あすと)/ピアノ

神戸市出身。第46回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ及び聴衆賞。第17回東京音楽コンクールピアノ部門第2位。
東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団等と共演。

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経てチューリヒ芸術大学音楽学部及び大学院ソリストディプロマ卒業。東京藝術大学大学院修士課程を修了。

テレビ朝日『題名のない音楽会』、NHK-FM『リサイタル・パッシオ』等に出演。子どもを対象としたワークショップを開催し成果発表の場を提供するなど、次世代の音楽家の育成にも取り組んでいる。アルバム『Selig』『Asuto Kitamura in Concert』『Fantasie』発売。『ベートーヴェン:ソナタ全曲』のアルバム録音が進行中。東京藝術大学非常勤講師。

チケット発売日

一般販売
2025年11月19日(水)

メイト会員先行発売(2枚まで)
2025年11月18日(火)

チケット料金

一般:前売 2,000円 当日 2,300円
U-25(学生): 500円 ※前売・当日とも
全席指定席
※未就学児童入場不可
※メイト割引あります

チケット前売所

メイシアタープレイガイド

06-6386-6333(9:00~18:30)

メイシアターインターネット予約(24時間受付)

  • メイシアタープレイガイドでのお支払いにPayPayがご利用できます。
  • 前売券完売の際、当日券はございません。ご了承ください。
  • 車イス席の販売は、メイシアタープレイガイドのみとなっておりますので、お求めの方はお問合せください。
  • お客様用の駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
    道路混雑緩和及び環境への配慮の観点から、公共交通機関をご利用ください。

主催

(公財)吹田市文化振興事業団

本公演のお問合せ

メイシアター 06-6386-6333(9:00~18:30)