自主事業・主な取組み
メイシアターでは、大・中・小ホールの特性を生かした多彩な事業を企画・実施しています。オペラ、コンサート、演劇、ダンス、伝統芸能などのホール公演のほか、より多くの市民との接点を増やすためのアウトリーチ事業も展開しています。
とくに、独自企画の市民参加事業では、市民とステージを創造するプロセスを通し、多様な市民が出会い尊重し合う場を広げています。また、吹田の若手アーティストを発掘して活動の場を提供し、市民に魅力を紹介することにもつとめています。その中では、学校に出向き、子ども達が芸術文化に触れ体験する場を広げることにもつなげています。
価値観が目まぐるしく変化し続ける現代社会にあっても、ステージパフォーマンスを通じて地域住民が自由に表現し、集い交流する場を守り続けます。
2025年に開館40周年を迎えるにあたり、これまでの実績を継承しつつ、38万人の吹田市民に親しんでもらえるよう情報を届け、芸術文化をとおして吹田の豊かなコミュニティ形成に資する新たな価値を生み出してまいります。
演劇

関西で活躍する劇作家・演出家・俳優・スタッフを起用した独自企画SHOW劇場。演劇のコアなファンだけでなく市民にも親しんでもらえるよう継続しています。
近松門左衛門や井原西鶴、シェイクスピア、チェーホフ、太宰治、芥川龍之介、与謝野晶子などの古典作品を題材にした現代演劇のクリエイションや、書き下ろし戯曲による上演を行っています。
ファミリーミュージカル

小学生から60歳代までの市民30人がプロの俳優・スタッフと共演する創作ミュージカルです。約30日間の演技、歌、ダンス稽古のプロセスで多世代の市民がつながりを深めています。2007年(H19年)から千里金蘭大学の学生が役者、音響スタッフとして関わっています。
バレエ

法村友井バレエ団、地主薫バレエ団の公演のほか、求心力ある演出家を招き、出演者を公募・オーディションした独自企画も開催しています。これまで吹田の小中学生が出演する「くるみ割り人形」や、新国立劇場の現役プリンシパルを主役に公募・オーディションした関西の現役ダンサーが共演する「白鳥の湖」、40歳以上の大人バレリーナ企画などに取り組みました。
市民の第九

市民公募の合唱団が藤岡幸夫指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団と共演する年末恒例コンサート。中学生から80歳代までの市民180名が15回メイシアターに集まり合唱練習を行っています。
すいたティーンズクラシックフェスティバル

吹田の10代の青少年を対象にした、クラシック音楽の学べるコンクール。審査員は吹田ゆかりの現役音楽家がつとめています。優れた演奏者にはメイシアターだけでなく、小学校・病院ロビー・教会などのコンサートに出演してもらい地元のファンと一緒に盛り上げています。
アウトリーチ

子どもたちに生の芸術文化を体験してもらう小学校への出張コンサート、出張演劇・伝統芸能ワークショップ。
音楽室へ吹田ゆかりの演奏家を派遣して、教科書の鑑賞教材曲など生演奏を聴いてもらい、また俳優や能楽師による体験ワークショップも実施しています。吹田の人材によるパフォーマンスを吹田の子ども達に届ける、メイシアターは橋渡し的役割を果たしています。
SUITA×ART(すいたあと)

吹田市の次世代を担うアーティストの発表・交流の場として、コンサート、パフォーマンス、展示会、ワークショップなどさまざまなジャンルのイベントを開催しています。
青少年事業応援寄付金
メイシアターは、次世代を担う青少年の文化芸術活動の支援に積極的に取り組んでいます。より充実した事業の継続のために、平成29(2017)年10月に発足した寄付金制度です。

季刊イベントラインナップ